【ボトリング】#9 アメリカン・ウィートBottling #9 American Wheat

前回の続き。

主発酵、コンディショニング、ドライホップ、冬の床下コールドクラッシュを経て、今日は詰め日だった。仕込み日から12日後だ。
本当は明日する予定だったのだが、明日を仕込み日にするため、急遽、ボトリングすることにした。
発酵の始まりが遅いので不安だったが、問題なく最終比重に到達した。

500mlが8本、750mlが2本、総量は5.5Lだった。
発酵容器に入れた量が約8Lであることから、損失率は3割だ。
原材料費が2318円であることから、421.5 円/Lとなり、350mlだと147.5円、500mlだと210.8円となる。クラフトビールにしては破格の値段だが、大手ビールと比較するとそうでもないかもしれない。私はワールプール後、発酵容器へ移送する際にケトル下部の2.5L分を捨てているし、酵母の再利用もしていない。今回のスタイルの場合はホップもたくさん使っている。ホームブルーイングの中でも高いほうかもしれない。

今回はホップを使う時に、全て出汁パックに入れずに使った。ドライホップのときもだ。そのため詰めた後の発酵容器の中はホップがドロドロだった。

ホップで濁っている
イーストケーキの上にホップがティラミスのように重なっている
これでは酵母回収は不可能だ

スプーンで取ったホップ澱を舐めてみた。味はなく、石鹸っぽさと草の匂いがした。食感は絵の具のようだった。酵母特有のピリピリ感がないのは驚きだった。おそらく酵母の層によって味が違うのだろう。酵母の再利用は真ん中の滑らかな層を回収するのだが、それがどんな味がするのか気になる。が、綺麗に取り出すにはコニカルが必要だ。このようなプラスチックバケツでは、酵母を回収した後、瓶にいれ、水を追加し、層を作るしかない。参考動画を貼っておく。文章はこちら(交渉中)。

ボトルコンディショニングでカーボが入るまで2-3週間かかる。
明日はレーズン酵母を使ってエールを作る予定だ。上手く発酵するか不安だが、まずはやってみるしかない。

結果はこちら“Tasting #9 American Wheat”

コメント